こんにちは!
最近、エントリーシートや自己PRの作成にAIを使うのが、もはや当たり前の時代になってきましたよね。
でも、心のどこかで「AIが作った文章をそのまま提出して、本当に大丈夫なのかな…」「もしバレたら、『ズルい』って思われて評価がガクッと下がるんじゃないか…」なんて、モヤモヤした不安を抱えていませんか?
その気持ち、痛いほどよく分かります。
僕もキャリア支援の現場で、「AIって便利だけど、どこまでがセーフで、どこからがアウトなんですか?」という切実な質問を、本当にたくさんの学生さんや転職者の方から受けます。
便利なのは分かるけど、その一線を見誤って、自分の未来を台無しにしたくない。
そう感じてしまいますよね。
だからこそ、この記事ではあなたのその不安を完全に解消するために、AIを就活・転職で使う際に絶対に守ってほしい「誠実なルール」と、あなたの評価を確実に下げてしまう「危険なNG行動」について分かりやすく解説します。
AIへの漠然とした不安が「これならできる!」という確信に変わっているはずです。
AIをあなたのキャリアを切り拓く”最強の相棒”にするための、”正しい付き合い方”を一緒にマスターしていきましょう。
✨今日のポイント✨
- AIを使うこと自体は全く問題なし!大切なのは、「誠実さ」と「あなたらしさ」を失わない使い方をすること。
- AIはあなたの「思考を整理する壁打ち相手」。
最終的な答えと判断は、必ずあなた自身が行うことが何よりも重要。
大前提:AIを就活・転職に使うのは「ズル」じゃない!
まず最初に、一番大切なことからお伝えさせてください。
結論から言うと、就活や転職でAIを使うことは、決して「ズル」や「反則」ではありません。
考えてみてください。分からないことを本やインターネットで調べたり、先輩に相談したりしますよね?それと同じで、AIはあなたの考えを整理したり、より伝わる表現を見つけたりするのを手伝ってくれる、非常に優秀な「相談相手」なんです。
ただし、その使い方を間違えて”全部お任せ”にしてしまうと、あなたの大切な「考える力」や「誠実さ」までAIに奪われ、結果としてあなたの魅力が全く伝わらなくなってしまう危険性も、残念ながらあるんです。
AIは、使い方次第で「あなたの魅力を引き出す心強い味方」にも、「あなたの評価を下げる危うい存在」にもなり得ます。
だからこそ、今からお話しするルールが本当に、本当に重要になってくるんですよ。
【これは絶対NG!】あなたの評価を確実に下げる危険な使い方

では、具体的にどんな使い方がNGなのでしょうか。
これだけは絶対に避けてほしい代表的なNG行動を、「なぜダメなのか?」という理由とセットで解説しますね。
NG行動①:AIが作った文章を「そのままコピペ」で提出する
これが最もやってしまいがちで、最も危険なNG行動です。
AIが作った文章は、一見すると完璧に見えます。
でも、採用担当者は何百、何千という書類を見てきたプロ。
AI特有の「魂のない、きれいなだけの文章」は、すぐに見抜かれてしまいます。
あなたのユニークな経験からくる微妙な感情の揺れや、その企業に入りたいという”体温”が全く伝わらず、「この人は本当にうちに来たいのかな?」と、かえってマイナスの印象を与えてしまうんです。
NG行動②:嘘や誇張された「それっぽい経験」を盛り込む
AIは、平気でもっともらしい嘘をつきます。
例えば、あなたが経験していないのに、「リーダーとしてチームをまとめ、売上を20%向上させた経験」のような、魅力的なエピソードを生成してしまうかもしれません。
それをそのまま自分の経験として語ってしまったら、どうなるでしょうか?
面接で「その時、一番大変だったことは?」「具体的にどうやってメンバーを説得したの?」と深掘りされた瞬間に、答えに詰まって全てがバレてしまいます。
嘘は、あなたの信頼を根こそぎ奪ってしまう、最もやってはいけない行為です。
NG行動③:「個人情報」や「企業の機密情報」を入力する
良かれと思って、自分の名前、大学名、前職の社名や具体的な売上数字などをAIに入力するのは、絶対にやめましょう。
多くのAIサービスでは、入力された情報がサービス改善のために”学習”データとして使われる可能性があり、意図せずあなたの個人情報が漏洩してしまうリスクがあります。
※初期設定では、学習データとして利用するがONになっていることが圧倒的に多いです!
あなた自身を守るためにも、AIへの相談は必ず「IT企業で営業を3年経験しました」のように、個人が特定できない匿名表現で行いましょうね。
AIは”相棒”。じゃあ、どう使えばいいの?

「NGなのは分かったけど、じゃあどうすればいいの?」と思いますよね。
ご安心ください。ここからは、AIをあなたの就活・転職を劇的に楽にする”最強の相棒”にするための、具体的なコツをご紹介します。
使い方①:「思考の壁打ち相手」として、アイデアを広げてもらう
一人でウンウン唸っていても出てこないアイデアも、AIに壁打ち相手になってもらうことで、パッと視界が開けることがよくあります。
「私のこの経験、他にどんな風にアピールできるかな?」
「この自己PR、もっと伝わりやすくするための改善点を3つ教えて?」
このように、AIを「客観的な視点をくれる、もう一人の自分」として活用するのです。
使い方②:「文章の骨組み」を作ってもらい、自分の言葉で肉付けする
AIは、伝わりやすい文章の「型」を作るのが非常に得意です。
例えば、「PREP法で志望動機の構成案を作って」とお願いすれば、分かりやすい文章の骨組みを提案してくれます。
その骨組みという“設計図”を参考にしながら、中身の肉付け(あなたの具体的なエピソードや熱い想い)をあなた自身が行う。
これが、AIと協業する最も効果的な方法です。
使い方③:面接の「模擬練習相手」になってもらう
「この回答で、自分の強みは伝わるかな?」
「転職理由を、もっとポジティブに言い換えるにはどうすればいい?」
AIを相手に声に出して練習することで、考えが整理され、自信を持って本番に臨むことができます。まるで、24時間いつでも付き合ってくれる、キャリアのトレーナーのようですよね。
【コピペOK】今日から使える!誠実なAI活用の”魔法の言葉”(プロンプト)
最後に、AIの力を借りつつも、あなたの主体性と誠実さを守れる、とっておきの”魔法の言葉(プロンプト)”をご紹介します。これをベースに、自分なりにアレンジして使ってみてくださいね。
<ヒント>
「#(ハッシュタグ)」はAIにとっての「やることリストの見出し」みたいなものなんです。
使えば使うほど、AIが理解しやすくなり、やりとりがスムーズになりますよ!
【自己PR編】
あなたはプロのキャリアアドバイザーです。 私が書いた以下の自己PRに対して、より魅力的にするための改善アドバイスを箇条書きで3つください。
# 私が書いた自己PR (ここにあなたの書いた文章を貼り付ける)
#お願い 文章の書き直しはしないでください。あくまで、私が自分の力で修正するための「アドバイス」だけをお願いします。
【志望動機編】
あなたは企業の採用担当者です。 私がIT業界を志望する理由と、そこで活かせる私の強みを以下に示します。これらを踏まえて、より説得力のある志望動機にするための「構成案」を3つのステップで作成してください。
# 志望理由 人々の生活を、より便利で豊かにする仕事がしたいから。
# 私の強み 学生時代のカフェのアルバイトで培った、相手のニーズを先読みする傾聴力。
【面接対策編】
あなたはプロの面接官です。 私が「転職理由」をポジティブに伝えるために、以下の内容で回答しようと思います。この回答に対して、あなたが面接官なら**どんな深掘りの質問をしますか?**想定される質問を3つ挙げてください。
# 私が話す転職理由 現職では、個人の目標達成が評価の中心でした。しかし、チーム全体で大きな目標を達成することに、より大きなやりがいを感じるようになりました。そのため、チームワークを重視する御社の社風に強く惹かれています。
Mindset:AI時代に本当に問われるのは「あなたらしさ」
AIがどんなに進化しても、絶対に代替できないもの。 それは、あなたがこれまでの人生で経験してきたこと、そこで感じた喜びや悔しさ、そして、あなたが未来に対して抱いている「想い」です。
企業が本当に知りたいのは、「AIを使いこなせるか」ではありません。
「AIという道具を使って、この人は何を成し遂げたいのか」
という、あなた自身の物語なんです。
だからこそ、AIを使うときほど、「自分は本当はどうしたいんだろう?」と、自分の心に問いかけることが何よりも大切になります。
まとめ:AIは”あなたらしさ”を輝かせるための道具です
AIは、あなたの魅力を消すためのものではなく、
あなたの魅力を最大限に引き出すための”相棒”です。
でも、使い方を間違えると、その輝きを曇らせてしまうこともある。
だからこそ、この記事でお伝えした「守るべきルール」と「NG行動」を心に刻んで、誠実な姿勢でAIと向き合っていきましょう。
もしまた道に迷ったり、不安になったりしたら、いつでもこのブログに戻ってきてくださいね。
あなたの素晴らしい挑戦を、心から応援しています。
一緒に、納得のいくキャリアを築いていきましょう!


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