その志望動機、3秒で捨てられています
「御社の理念に共感しました」
「成長企業で働きたいと思い、志望しました」
「IT業界に挑戦したく、応募させていただきました」
あなたも、こんな志望動機を書いていませんか?
はっきり言います。
これらは、採用担当が最も嫌う「テンプレ志望動機」です。
私はキャリア支援の現場で8年間、数百人の応募書類を見てきました。
そして、企業の採用担当者とも何度も話をしてきました。
彼らの本音を教えます。
「『理念に共感』なんて、100回聞いた。
欲しいのは『ファンの言葉』ではなく、『ビジネスパートナーの提案』だ」
しかし、多くの人がこう思っています。
「でも、企業の『経営課題』なんて、どうやって分析すればいいの?」
「IR情報とか見ても、難しすぎて理解できない…」
安心してください。
AIを使えば、投資家レベルの企業分析が5分で終わります。
今日この記事を読めば、あなたの志望動機は「採用担当が唸るレベル」に生まれ変わります。
なぜ、あなたの志望動機は「刺さらない」のか?
採用担当が見ているのは「理念への共感」ではない
多くの人が、企業HPの「採用情報」ページだけを見て志望動機を書きます。
そこには、こんなことが書いてあります:
- 「私たちは、顧客第一主義を大切にしています」
- 「挑戦する文化があります」
- 「成長できる環境があります」
しかし、これは「綺麗事」です。
どの企業も、採用ページには同じようなことを書きます。
だから、それを読んで「共感しました」と書いても、採用担当の心には一切刺さりません。
IT業界で評価される志望動機の条件
IT業界の採用担当が本当に見ているのは、以下の3点です:
① その会社の「経営課題」を理解しているか
→ 表面的な綺麗事ではなく、「今、この会社が困っていること」を把握しているか
② 自分の経験が「どう貢献できるか」を具体的に説明できるか
→ 「共感」ではなく、「提案」ができるか
③ 他の会社ではなく「この会社を選んだ理由」が明確か
→ どこにでも送れる志望動機ではなく、この会社専用にカスタマイズされているか
しかし、これを調べるのに、普通は3時間以上かかります。
IR情報を読み込み、決算資料を分析し、業界トレンドを調べる…
そんな時間、ありますか?
AIを使えば、5分で終わります
ここで、AIの出番です。
AI(ChatGPT等)に企業の「IR情報」や「社長メッセージ」を投げれば、経営課題を一発で分析してくれます。
しかも、あなたの経験とどう接続すればいいかも提案してくれます。
これが、2025年の転職活動の新常識です。
【実演】コピペで完了。AIで「経営課題」を丸裸にするプロンプト
では、実際に見せましょう。
以下の手順で、あなたも5分で企業分析ができます。
ステップ①:企業の「社長メッセージ」や「中期経営計画」をコピー
志望企業の公式HPを開き、以下の情報をコピーしてください:
- 「社長メッセージ」
- 「IR情報」(上場企業の場合)
- 「中期経営計画」
- 「採用ページ」の募集要項
どこにあるか分からない場合:
- 企業名 + 「IR情報」でGoogle検索
- 企業HPの「投資家情報」「会社情報」のページを探す
ステップ②:AIに以下のプロンプトを投げる
あなたは戦略コンサルタントです。
以下の企業情報を分析し、以下の項目を「表形式」で出力してください:
| 項目 | 内容 |
|------|------|
| 現在の最大の経営課題 | (ここに記入) |
| 今後注力する事業領域 | (ここに記入) |
| 未経験者が貢献できるポイント① | (ここに記入) |
| 未経験者が貢献できるポイント② | (ここに記入) |
| 未経験者が貢献できるポイント③ | (ここに記入) |
各項目は50〜100字程度で簡潔に記述してください。
[ここに企業情報を貼る]
Before/After:実例で見る「化け方」
Before(テンプレ志望動機)
御社の理念に共感しました。成長企業で働きたいと思い、志望しました。
これでは、100%落ちます。
After(AIで企業研究後の志望動機)
御社のIR資料を拝見し、現在SaaS事業の解約率低減が最大の経営課題だと分析しました。私は前職のコールセンターで、顧客対応を3年間経験しており、特に「解約防止のための顧客フォロー」を担当していました。この経験が、御社のカスタマーサクセス部門で、既存顧客の満足度向上に貢献できると考えています。
この差、わかりますか?
- Before:誰にでも送れる内容
- After:この会社専用にカスタマイズされた提案
採用担当は、Afterを読んだ瞬間に「この人、ちゃんと調べてきたな」と思います。
実際のChatGPT出力例
参考までに、先ほどのプロンプトを使用した実際にAIが出力する内容のイメージを示します。
入力: 某SaaS企業のIR情報
出力例:
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 現在の最大の経営課題 | 新規顧客獲得のペースは良好だが、解約率が業界平均より高く、LTV(顧客生涯価値)の最大化が急務。カスタマーサクセス体制の強化が最優先課題。 |
| 今後注力する事業領域 | カスタマーサクセス体制の強化。既存顧客のオンボーディング改善とアップセル提案の仕組み化。解約率を業界平均以下に抑えることを目標としている。 |
| 未経験者が貢献できるポイント① | 顧客対応経験を活かしたカスタマーサクセス業務。既存顧客の満足度向上と解約防止に直結する。 |
| 未経験者が貢献できるポイント② | 営業経験を活かした既存顧客へのアップセル提案。顧客のニーズを引き出し、追加契約に繋げる力が求められている。 |
| 未経験者が貢献できるポイント③ | 社内調整力を活かした、CS部門と開発部門の連携強化。顧客の声を社内に届け、プロダクト改善に繋げる橋渡し役。 |
この情報があれば、志望動機は秒速で書けます。
下記は例としてトヨタ自動車のIR(投資家)情報のURLだけをプロンプトに追加してみました。

出力結果は以下の通り。例えば先ほどのプロンプトにあなたのこれまでの経験を記載しておけば、「未経験者が貢献できるポイント」がよりあなたに寄り添ったものになります。

この「AI企業研究」があれば、面接はボーナスステージになる
志望動機が書けるようになっただけではありません。
このスキルは、面接でも圧倒的な武器になります。
❌ AI企業研究をしていない人の面接
面接官:「なぜ、うちを志望したんですか?」
応募者:「えっと…御社のサービスが魅力的だと思いまして…」
面接官:「で、うちの課題は何だと思う?」
応募者:「えっ…(沈黙)」
面接官:(次の人、呼んでくれ)
⭕ AI企業研究をした人の面接
面接官:「なぜ、うちを志望したんですか?」
応募者:「御社のIR資料を拝見し、現在、解約率低減が最大の課題だと理解しました。私は前職で顧客フォローを担当しており、解約防止のための施策を複数実行してきました。この経験が、御社のカスタマーサクセスで活かせると考えています」
面接官:「おっ、よくそこまで調べてきたね。具体的には?」
応募者:「例えば、契約後3ヶ月以内の顧客に対し、週1回のフォローコールを実施し、解約率を15%改善しました」
面接官:「すごいね。(即戦力になりそうだ)」
この差が、内定の差です。
「AIで調べた」って言ってもいいの?
ここで、あなたはこう思ったかもしれません。
「でも、AIで調べたって面接で言ったら、手抜きだと思われるんじゃ…?」
答え:逆です。むしろ、アピールすべきです。
なぜなら:
- IT業界では「AI使えない人」の方が評価されない
- 効率的に情報を集める力は、ビジネススキルそのもの
- 面接で「ChatGPTで企業分析しました」と言えば、「この人、時代の流れを掴んでるな」と評価される
ただし、言い方には注意:
❌ 「ChatGPTで志望動機を作りました」
⭕ 「ChatGPTを活用して御社の経営課題を分析し、自分の経験との接点を見つけました」
この言い方なら、「AI×思考力」を持つ人材として評価されます。
堂々とカンニングしましょう。AIは、あなたの「参謀」です。
この「AI企業研究力」が、IT業界で最も評価される理由
多くの人が勘違いしています。
「IT業界=技術力が必要」
これは半分正解、半分不正解です。
確かに、エンジニアには技術力が必要です。
しかし、IT業界で本当に不足しているのは、「エンジニアとビジネスをつなぐ人」です。
具体的には:
- 営業
- カスタマーサクセス
- プロダクトマネージャー
- PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)
これらの職種で必要なのは、「プログラミング」ではありません。
「情報収集力」と「仮説思考」です。
つまり:
- 顧客や市場の情報を効率的に集める
- その情報から「課題」を見つける
- 解決策を提案する
あなたが今日学んだ「AI企業研究」は、まさにこのスキルそのものです。
単なる志望動機作成術ではありません。
これは、IT業界で働く上で必須の「情報分析力」です。
まとめ:準備ができたら、戦場へ向かえ
今日、あなたはAIで企業研究を5分で終わらせる方法を学びました。
「志望動機が書けない」は、もう言い訳になりません。
志望動機が書けないのは、あなたの能力が低いからではありません。
単に、企業研究のやり方を知らなかっただけです。
武器(AI分析)は渡しました。
あとは、自分に合う企業を見つけるだけです。
じゃあ、その志望動機を持って、どこを受けるべきか?
未経験に優しい企業が集まる転職エージェントはどこか?
答えは、こちらの記事にあります。
→ 【関連記事】未経験からIT業界へ。非エンジニアが登録すべきエージェントは「この3社」で完了です。
今日学んだAI企業研究スキル。それを武器に、次のステージへ。
さあ、動き出しましょう。


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